【本番に強くなる！！】メンタルの管理方法を学ぼう！！【個別総合学習リアライズ】

皆様こんにちは。

個別総合学習リアライズ、塾長の大西です。

突然ですが、みなさんは本番に強いタイプですか？弱いタイプですか？

その本番に強いも弱いも、実は「メンタル」が密接に関係してきているのです。

今回は、受験生が勉強する上でとても大切な「メンタル」のお話をしていこうと思います。

」

普段から物凄く勉強を頑張っていて、志望校に十分合格する実力もあるのに落ちてしまった生徒を私は何人も見てきました。

彼らは一体何が原因で落ちてしまったのでしょうか？

当日の体調？緊張？不安？

それら全部ひっくるめて言うならば、「メンタル管理不足」だと思います。

受験生にとって、メンタル管理は物凄く重要です。

なので、今回は、「メンタル」について解説していこうと思います。

①メンタルは気合と根性で鍛えられる？

結論から言うと、不可能です。

筋肉は筋トレで物理的に鍛えることが出来ますが、「メンタル」というのは脳が管理する、もっと内的な物です。

脳を物理的に鍛えられない以上、「メンタル」をそのような形で鍛えることは出来ません。

脳の仕組みを見ていきましょう。

メンタルってそもそも何で大事なの？

我々人間の脳は、脳幹⇒大脳辺縁系⇒大脳新皮質といった順で積み重ねるように進化をしてきました。

この内、「感情」を司る大脳辺縁系が生み出すものを私達は「メンタル」と呼んでいます。

不安や緊張、不満、快感などがこれに該当します。

一方で、記憶や思想、発想といった、いわゆる「学力」を司るのは、大脳新皮質の中の前頭前野と呼ばれる箇所です。

脳幹は呼吸などの生存に関する行動を司るもので、その上に「感情」の大脳辺縁系があり、そのまた上に「学力」の大脳新皮質があります。

「学力」は「感情」の上に成り立っているのです。

まあ、ですから、「感情」によって「学力」のパフォーマンスが左右されてしまうのは脳科学的に仕方のないことなんですね。

例えばの話ですが、

好きな子に告白して振られてしまった時、そのまま気分を切り替えて集中して勉強ができますか？

「出来る！！それはそれ！！これはこれだから！！」

という非常にストイックな人も中にはいるかもしれませんが、多くの人にとっては勉強どころじゃないくらいショックですよね？

それも、脳科学的に考えれば仕方のないことなんです。

それほど「感情」と「学力」には密接な関係があります。

なので、「メンタル」は受験生にとって物凄く大事なのですね。

②メンタルは受験にどれほど影響する？

一説によると、5割～6割ほど影響すると言われています。

そもそも、メンタルが受験に与える影響は「直接効果」と「間接効果」に分類できます。

「直接効果」と「間接効果」とは何かといいますと

ストレスが溜まる⇒大脳辺縁系の偏桃体が過剰に反応する⇒不安や不満が増大する

これが「直接効果」で、

この過剰反応によって前頭前野の機能が低下する⇒思考力や記憶力が低下する

これを「間接効果」といいます。

そして、大脳辺縁系の偏桃体と大脳新皮質の前頭前野はリンクしているので、前頭前野の機能低下は偏桃体の暴走を招き、それが延々とループしていきます。

これが俗に言う「スランプ」というものですね。

なので、学力の伸びも本番の出来栄えも、50％~60％は「メンタル」で決まるという事になります。

③メンタルを健康に保つにはどうしたらいいの？

やはりこれに尽きると思います。

それは

■ストレスを軽減すること。

です。

受験のプレッシャーや将来への不安、無茶な勉強などで脳に負担がかかるとそれがストレスとなり、偏桃体の暴走を引き起こしてしまいます。

ただ、適度なストレスは脳のパフォーマンス向上に欠かせないので必要です。

ストレスが過剰にかかることが良くないということなんです。

ですので、皆さんが意識してほしいことは、「勉強はほどほどに、腹８分目あたりまで」ということです。

ご飯だって、胃がはち切れそうになるまで食べても不快感しかありませんよね。
程よく満腹なのが一番気分がいいと思います。

勉強もそれと同じことです。

偏桃体が暴走を始める前に休んでくださいね。

④まとめ

・メンタルは物理的に鍛えられない。
・受験の50％～60％はメンタルに左右される。
・メンタルの状態を健康に保つにはほどほどの勉強が良い。

それではまた次回お会いできることを楽しみにしています。

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