皆様、こんにちは。
個別総合学習リアライズ、塾長の大西です。
東京オリンピックが本格的にスタートし、世間では4連休でもある今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。
私はようやく自宅にネット回線が引けたので、ずっと映画を観てステイホームしております。
今の時代は映画館やレンタルビデオ店に行かなくても映画が観れて非常に便利ですね。
さて、今回から何回かに分けて英文法のワンポイントレッスンを当ブログで発信していきたいと思います。
更新は不定期ですが、なるべく分かりやすく書きますので、普段の勉強の参考にしてみてください。
第1回の今回は経験上、苦手になる人が多い「現在完了形」を特集していきたいと思います。
特に「現在完了形の基本形と考え方」という箇所に焦点を当ててお話していきますね。
現在完了って、みなさんもなんとなくこうだろうで解いてたりする単元ではありませんか。
私も現役時代はここで英語が苦手になったと言っても過言ではないくらい苦手な単元でした。
それでは見ていきましょう。
★現在完了形の基本形と考え方★
まずは、現在完了の基本形をおさらいしてみましょう。
現在完了の基本形は「have + 過去分詞」です。
これは学校でもまず最初に教わりますよね。
では、現在完了はなぜ”have”(~を持っている)という動詞を使うのでしょうか。
それは「have + 過去分詞」をそのまま直訳してみるとその答えがわかります。
過去分詞の意味を「~した状態」という風に一旦解釈すると
「have + 過去分詞」=「~した状態を(今)持っています」
という意味になりますね。
haveは「~を持っている」ですし、過去分詞は「~した状態」という意味からして、このようになるはずです。
更に重要なのが、「~した状態を(今)持っています」という「今」の部分です。
ちなみに、何故「今」と断言できるのかというと、haveが現在形だからです。
要するに、過去に何かがあったその状態(過去分詞)を「今」も持っているという意味になるんです。
言い換えれば、「過去の出来事が今に何か影響を与えていますよ」ということです。
例文を2つ挙げてみます。
① I lost my passport.(私はパスポートを失くしました。)
② I have lost my passport.(私はパスポートを失くしてしまいました。)
この2文の違いが理解できれば現在完了の基本は理解したことになります。
どうですか? みなさんは違いがわかりますか?
①に関してですが、私はパスポートを失くしてしまったという事実は変わりません。
しかし、そのパスポートが無い状態が今も続いているのでしょうか。
答えとしては、「分からない」です。
もしかしたら、カバンの中から見つかったかもしれませんし、落とし物として届いたかもしれない、もしくは大使館で再発行してもらったのかもしれない。
でも、英文中の「私」がどうなったのかは「分からない」のです。
過去にパスポートを失くしたのは事実ですが、それで今も帰れなくて困っているかどうかはこの①の英文からは読み取れないんですね。
対して②の英文ですが、この英文には” have lost “という現在完了形が使われています。
前述の説明通りに解釈すると
I have lost my passport.(私はパスポートを失くしてしまった状態を今も持っています。)
という意味になりますよね。
勘のいい方ならもうお気づきかと思います。
そうです、この人は「今もパスポートが無くて困っている」のです。
過去にパスポートを失くしてしまった。
でも今も見つかっていない。
だから帰りの飛行機に乗れなくて非常に困っている。
という情景がこの英文からは読み取れます。
このように、現在完了とは、「過去の出来事が今に影響を与えている」文なのです。
言うなれば、
過去形は過去の事実を純粋に述べただけの「点」
現在完了形は過去から現在まで続く「線」
と考えることもできますね。
以上が現在完了の基本形と考え方のワンポイントレッスンです。
次回のレッスンでは、「現在完了の3つの用法」について触れていきたいと思います。
それでは今回はここまで。
また次回お会いできることを楽しみにしています。
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