皆様こんにちは。
個別総合学習リアライズ、塾長の大西です。。
今回は「受からない生徒」と「受かる生徒」との違いを解説していこうと思います。
違いといっても細かいものを挙げるときりがないので、本質の話です。
自分が受験生だった頃と教員だった頃から考えて、こういう生徒は「受からない」だったり、
逆にこういう生徒は「受かりやすい」だったりといったある種の本質的な共通点があります。
なのでそれを解説していこうと思います。
「受からない生徒」の特徴は?
細かいことを言えば色々あります。
しかし、受からない生徒の特徴として最も顕著なのは、「初めから先生の言う事をきかず、我流を通す人」です。
物事には「守破離」というものがあります。
守破離とは、何事も最初は指導者の教えを守り、そこから徐々に自分流を会得していくといった考え方です。
勉強において守破離を定義するならば、
守⇒先生に言われたことを言われたやり方できっちりこなす段階
破⇒こなしている内に自分のスタイルの欠片が見えてきて少しずつ取り入れて試行錯誤する段階
離⇒完璧に自分のスタイルを会得し、そのやり方で自分で勉強できる段階
こんなところでしょうか。
そもそも、「先生」という存在はその道のプロの方々です。
生徒達の何倍も勉強して何十倍も努力してきたからこそ、「先生」なのです。
その「先生」が、自分と同じ苦労をさせないように、その膨大な時間の研究から導かれた自分のノウハウを基に、
ここはこういったやり方でこういう風に覚えなさいと指示をくれているのに、
それに従わず、「自分には自分のやり方がある!」と言っている生徒は大概、残念な結果になります。
もちろん、その生徒が天才級の頭脳の持ち主で、机に向かって一生懸命勉強なんかしなくても大丈夫ならばそれでもよいでしょう。
しかし、そうではない人が大半です。
「自分のやり方」という武器は最初は誰かの真似をすることで固く鋭く磨かれていくものです。
そして、生徒にとって最も真似すべきなのは「先生」といえるでしょう。
最初は出来る人の真似でいいんです。
真似をしていくうちに自分ならこっちの方が効率的かなと思える瞬間が来ます。
そして試行錯誤して最後に完成するのが「自分のスタイル」という立派な武器です。
あくまで私が考えるものですが、
「自分のやり方」で進めていい基準は偏差値60以上だと思っています。
厳しい言い方かもしれませんが
偏差値30、40で「自分のスタイルがある!!」と声高に宣言しても、残念ながらそれに何の説得力もありません。
そのスタイルが間違っているからその偏差値なのです。
「受かる生徒」の特徴は?
これは簡単です。
「受からない生徒」の特徴の逆です。
つまり「素直な生徒」ですね。
「え?他にないの?」と思いますか?
確かに、「時間管理ができる」とか「オンオフの切り替えが上手い」とか「隙間時間も活用する」等、
細かい特徴として確かにありますが、それら全てひっくるめて
「素直な生徒」
こういう人が一番伸びますし、受かります。
「素直」というのは勉強においても最大の長所です。
先生さえきちんと選べば、その先生の全ての教えをものにできる器があるといっても過言ではないからです。
教員だった頃、第一志望に合格する生徒はみんな素直でした。
やってきなさいと言った宿題は必ずやってくるし、勉強法を指示すれば、それが自分に合う合わないは一旦置いておいて、まずその通りに実行する。
でも、ただ指示をこなすロボットみたいになるわけではなく、しばらくすると自分で考え出し始めます。
そして私が教える事も徐々に少なくなって、最後は立派に「自分のスタイル」を確立させていました。
ですから、「受かる生徒」って最後の方はあんまり先生の元に来ないんです。
もう殆ど自分で出来ますから。
基本は自学自習で、どうしても聞きたいことがある時だけやってきては、しばらくまた姿を見せなくなります。
でも最後はしっかりと合格する。
だから私は、生徒が私を頼って職員室に来なくなると少し安心だったんです。
その生徒が仮に第一志望に届かなくて浪人したとしても、全く心配はしてませんでした。
だって、「素直」な姿勢で培った「自分の勉強スタイル」という武器が彼らにはあるのですから。
現役では少し時間が足りなかっただけなんです。
だから、きっと来年は合格するだろうと思って安心して卒業を見送ることができました。
実際、生徒の中には悩んだ末に一浪して、夢だった大学に合格した子もいました。
私は、浪人することはダメでも何でもないと思っています。
長い人生のたった数年を捧げるだけでその後何十年の自分の人生に自信が持てるなら価値ある時間だと思うのです。
そして、受験を通して培ったそのスタイルは将来、どんな仕事をするにしても必ず役に立ちます。
だって、「自分はこうすれば効率よく学べる」ということを自分で知っているわけですから。
営業にしても経営にしても、一から学ぶことに対して、そういう人は抵抗がありません。
それは社会人にとっても何より強い武器だとは思いませんか?
まとめ
人それぞれ個性があることは分かっています。
私だってこんなに偉そうなことが言えるくらい、人間性そのものが素直なのかと言われれば、そうではないかもしれません。
いや絶対違いますね、周りの友人からも言われますが、だいぶ癖の強い人間だという自覚はあるのです。
しかし、勉強に関してだけは、私は「素直」でした。
それだけは自信を持って言えます。
再度申し上げますが、
ここでいう「素直」とは、先生が扱いやすい都合のいい生徒の事を指しているわけではありません。
「自分が未熟であることを自覚し、他者のアドバイスを素直に受け入れられる人」のことです。
ですから、志望校に合格したい皆さん、勉強に対してだけは「素直」な気持ちで向き合いましょう。
で、素直に取り組んでいるけど成績が向上しないという人は是非一度私とお話しをしましょう。
きっと何か改善できる点が見つかるはずです。
今回の記事はここまで。
ではまた次回お会いしましょう。
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