【受験】公立入試「英語」の特徴と対策【個別総合学習リアライズ】

勉強法

皆様、こんにちは。

 

個別総合学習リアライズ、塾長の大西です。

 

前回、大阪府公立高校の入試システムについて解説をしました。

(前回の記事はこちら

 

それで、今回からは何回かに分けて、各教科の特徴と対策をお伝えしていこうと思います。

 

 

まずは英語からお送りいたします。

 


公立入試「英語」の特徴と対策

 

公立入試の英語は、高校の偏差値によって、A問題(基礎)・B問題(標準)・C問題(応用)と変化します。

 

各問題の特徴なのですが、

 

【A問題(基礎)・・・大問4題に小問20題前後+リスニングの出題方式。】

特徴

大問1は「基礎的な語い力と文法力」

大問2は「スピーチ文の読解力」

大問3は「会話文の読解力」

大問4は「英語での表現力」

 

大問の構成と出題内容は毎年、多少の変化はありますが、概ねこのような形式になっております。

 

総じて、難しい問題は多く出題されず、本当に基本的な問題が大部分を占めております。

 

対策

・普段から、教科書に載っている範囲の単語は意識的に単語カード等を利用して覚えるようにしましょう。

・基礎的な文法事項は点数を稼ぐポイントです。1~3年生の文法事項をまとめた比較的薄めの問題集を繰り返し練習しましょう。

・遅くても3年生の12月には長文・英作文の対策を始めましょう。

 

【B問題(標準)・・・独立した文法問題は殆ど無く、長文読解がメイン。】

特徴

最も採用している高校が多いのがB問題です。

 

形式としては、例年、「対話文30点」、「長文読解30点」、「条件作文8点」、「リスニング22点」

 

のようになっております。

 

難易度は標準レベル~応用レベルのものが出題され、条件付きの英作文を課す年もあります。

 

また、独立した文法問題は殆ど出題されず、長文中の穴埋め等という形で問われることがありますので、普段からある程度の長さの長文を読み慣れておく必要があると言えます。

 

対策

・求められる英語力は標準レベルですが、単語・文法に関して、抜けの無い知識が必要です。3年生の夏の終わりには習った範囲一通り全ての文法を修了し、秋~冬にかけては長文・英作文対策をして備え、遅くても年明けくらいからは過去問中心の学習をする必要があります。

・英作文の配点は比較的低いので、どうしても苦戦するようなら、その分、過去問CDを用いたリスニング対策を徹底するのも一手と言えます。

・普段からある程度の語数の長文読解に慣れておく必要があるため、3年生の冬からは1日1題、300~600語程度の長文読解を心がけましょう。

 

【C問題(応用)・・・標準レベルから応用レベルまで、幅広く正確な知識が求められる。】

特徴

「北野高校」や「茨木高校」等、その地区のトップクラスの高校が多く採用しているのがC問題です。

 

まれに整序問題(並び替え)が出題されることもありますが、基本的にはB問題と同じく、長文読解+英作文+リスニングがメインです。

(ちなみに、C問題は設問自体が英語になっております。)

 

ただ、C問題はB問題と比べると、出題される長文の語数は総合的に一回り多くなっており、よりスピードと正確性が求められていると言えます。

 

また、リスニングでは、聞き取った英文をそのまま書かせる統合問題も出題されることがあり、普段から英語を聞きなれておく必要もあります。

 

対策

・幅広く正確な知識が求められる為、3年生の夏までには中学校の単語・文法全てをマスターし、夏明けからは、C問題を視野に入れた、より難易度の高い演習を行う必要があります。遅くても3年生の11月くらいからは過去問中心の演習に入り、その中で自分の取りこぼしを発見し、知識の補完をしていく必要があります。

・長文読解に関しては、読まなければならない単語数が多く、時間との戦いにもなるため、普段からタイマーを用いて基準の時間-10分くらいで解き切る練習をしてください。

・リスニングに関しては、普段から1.5倍速で聞き、慣れたころに2倍速で聞き取る練習を行いましょう。リスニング教材だけを使うのではなく、TOEICや英検準2級~2級レベルのCDを使用して様々な英語に耳を慣らしていってください。

 


 

というわけで、今回は公立入試における「英語」の特徴と対策をご紹介いたしました。

 

高校に限らず、入試問題というのはその年によって微妙に変化しておりますので、必ずしも過去問やデータ通りの問題形式とは限りません。

 

私も、大学受験の時に、過去問で見たことない形式の問題が出題され、少し面食らった経験がありますが、解答にはさほど影響しませんでした。

 

というのも、どれだけ問題の形式が変わっても動揺しない、「本質的な力」が備わっていたからです。

 

「本質的な力」とは、英語で言うなら、ありとあらゆる文法・単語を深く正確にインプットし、問題に応じて自由自在にアウトプットできる力だと私は考えております。

 

この力は受験1か月前や、まして一夜漬け等でつくことはありません。

 

普段から自分の学習習慣を確立し、日々たゆまぬ努力を重ねた先に習得する力です。

 

受験に打ち勝つには、この力は必須です。

 

「中学生だし、高校受験はなんやかんやで合格するだろう。」

 

というのは全くもって甘い考えだと思ってください。

 

仮に、高校受験はそれで何とかなったとしても、大学受験の時に必ず躓いてしまいます。

 

実際に、北野高校に進学した私の同級生が、大学受験の時にとても苦労したという話を本人から聞いたことがあります。

 

 

たかが高校受験と油断することなく、

 

自分の志望校と実際の今の学力を照らし合わせてみて、この夏に何をするべきか、よく考えて学習に取り組んでくださいね。

 

それではまた。

 

 


 

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