みなさんこんにちは。

個別総合学習リアライズです。

予報通り、今現在、九州を中心に、災害級の豪雨が降っているようです。

「線状降水帯」という、非常に激しい雨をもたらす雨域が九州地方で猛威を振るっており、この雨域はこれから西日本にやってくると予想されています。

近畿圏では200㎜を超える降水量が予想されておりますので、十分に警戒するようにしましょう。

話は変わりますが、今回は、勉強の話から少し離れて、新型コロナに関する話題をお送りいたします。

というのも、最近、「デルタ株」という言葉をよく聞きませんか？

私自身、変異種か何かだという認識しかなかったのですが、

実際の所、「デルタ株」とは何なのか少し気になったので、調べた結果をまとめておきます。

災害級の大雨に加え、新型コロナ関連で本当に苦しい時期ですが、知識面で少しでも皆様のお力になれればと思いますので、よろしくお願いいたします。

デルタ株とは？　症状は？

「デルタ株」は正式名称を「SARSコロナウイルス２-デルタ株（SARS-CoV-2 Delta variant）」と言います。

ちなみに「株」というのは、生物学において、微生物やそれに類する培養によって維持されるもの、もしくはウイルスそのものを指す言葉です。

「デルタ株」は従来のコロナウイルス（SARS-CoV-2）の変異種で、2020年後半にインドで初めて検出されました。

基本的な症状は従来のコロナウイルスと若干異なり、

「頭痛、喉の痛み、鼻水、または発熱」とされています。

デルタ株の新規症例の9割を占めるイギリスの発表によると、最も顕著に表れる症状が上記の症状だということです。

従来の「咳」や「味覚障害」も発症するようですが、発症しない場合もあり、

症状が風邪とよく似ているので感染者はひどい風邪だと誤解して、そのまま周りに感染を広げるケースが多いようです。

ところで、話は変わりますが、皆さんは「水疱瘡」という病気をご存じでしょうか。

正式名称を「水痘-帯状疱疹ウイルス」と言い、

主な症状は

「発疹は紅斑（皮膚の表面が赤くなること）から始まり、水疱、膿疱（粘度のある液体が含まれる水疱）を経て痂皮化（かさぶたになること）して治癒する。」

といった、小さい子供に多く見られる病気です。

皆さんも幼い頃に予防接種を打った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

「水痘-帯状疱疹ウイルス」は飛沫感染、空気感染、接触感染とありとあらゆる感染経路を有しており、

同じ部屋にいるだけで感染してしまうような、非常に感染力の高いウイルスです。

ちなみに「ウイルスの感染力の高さを示す基準」として、「R0（基本生産数）」というものがあります。

難しい説明は省きますが、要するに「どれだけ感染しやすいウイルスなのか」を示す数字です。

基本的にこのR0は

「R0＞1（1以上なら感染拡大の恐れあり）」

「R0＜1（1未満なら感染症は終息する）」

「R0＝1（1と同等なら突発的な流行は起きないが終息もしない）」

とされており、基準となる数値は「1」です。

で、「水痘-帯状疱疹ウイルス」のR0ですが、なんと驚きの「7～8」です。

これはつまり、「水痘-帯状疱疹ウイルス」は非常に感染力の高いウイルスだということです。

話を戻しますが、

「SARSコロナウイルス２-デルタ株（SARS-CoV-2 Delta variant）」の感染力も

「水痘-帯状疱疹ウイルス」と同等のR0（7～8）だと国が発表しております。

（ちなみに従来のコロナウイルスはR02～3だと言われているようです。）

ニュースでよく聞く、「すれ違っただけで感染する」というのは、こういった根拠があるんですね。

コロナウイルスの変異種はこのデルタ株以外にもあります。

ですが、このデルタ株だけは他の変異種よりも明らかに感染力が高く、非常に厄介なウイルスなのです。

感染予防

デルタ株の感染力は非常に高く、万が一、感染した状態で街を歩けば、周りの人に感染を急速に広げてしまいます。

周りに感染を広げない為に、また自分が感染しない為にも予防は必須と言えます。

以下に予防策を挙げておきます。

①　不特定多数の人が集まるところでマスクを外さない。

②　マスクは鼻をちゃんと覆い、適切につける。

※ウイルスの吸い込みに関しては、ウレタンマスクは18％低下程度しか効果が無く、不織布マスクは75％低下の効果が期待できるようです。また、ウイルスの吹き出しに関してはウレタンマスクは52％、不織布マスクは82％も低下するようです。

③　換気の悪い場所の利用を避ける。

④　感染対策が十分ではない店の利用は避ける。

⑤　できるだけワクチンを接種する。

以上が主な予防対策です。

従来のコロナウイルスと予防法は概ね同じですが、やはりこの基本の対策を徹底していかなければならないということですね。

最近は自粛ムードも少し薄れてきたように感じます。

大阪も、梅田に人が非常に増えてきました。

人混みに行くのであれば、基本の感染対策はしっかりとしておきたいところですね。

では本日はここまで。

また次回お会いしましょう。

個別総合学習塾　リアライズ

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