英文法ワンポイントレッスン!!【不定詞】その3【個別総合学習リアライズ】

勉強法

皆様こんにちは。

 

個別総合学習リアライズです。

 

今回で英文法ワンポイントレッスン【不定詞編】は最後となります。

 

最後に紹介するのは、to + 動詞の原形「副詞的用法」です。

 

不定詞の中でも最もややこしい用法なので、落ち着いて理解していきましょう。

 


「副詞」のそもそもの考え方

 

まずは、お決まりの、「副詞」とは何なのかということを解説します。

 

副詞とは一言で言うと、「あってもなくてもいいけど、あった方が文全体が鮮やかになる品詞」です。

 

と、これだけ言われてもいまいちイメージしづらいですよね。

 

なので、簡単な例文を挙げたいと思います。

 

(e.x.) I studied English hard yesterday.(私は昨日、英語を一生懸命勉強しました。)

 

この英文における副詞は何なのか、よく考えてみてください。

 

” I “は文の主語(S)だから必要だし、

 

” studied “は動詞(V)だからこれも必要、

 

” English “は無いと何の勉強をしたのか分からなくなるから” studied “の目的語(O)として必要です。 

 

となると、” hard “と” yesterday “はどうでしょうか。

 

別に無くてもいいものではありませんか?

 

(e.x.) I studied English.(私は英語を勉強しました。)

 

これでも英文としては意味が通りますよね。

 

正直言うと、” hard “と” yesterday “は無くても英文自体は完成してしまいます。

 

けれども、あったほうが、「どれくらい真面目に」とか「いつ勉強したのか」といった情報が足されて、

 

文全体の意味がより具体的に、色鮮やかになります。

 

これが「副詞」と呼ばれるものの本来の意味です。

 

日本語にも「主菜」と「副菜」という言葉がありますよね。

 

ハンバーグ定食なら主菜はハンバーグで、副菜はサラダです。

 

 

副菜のサラダは別に無くてもハンバーグ定食は成り立つけど、あったほうが文字通り、全体の色合いが鮮やかになりますし、栄養バランスもとれますよね。

 

ハンバーグ定食を頼んでハンバーグがついていないのは論外ですけども、サラダはそうではないはずです。

 

これが、そもそもの「副」という意味なんです。

 

この考え方を不定詞の副詞的用法にも応用しましょう。

 


不定詞の用法③ 副詞的用法

 

今まで、不定詞の名詞的用法と形容詞的用法を勉強してきました。

 

共に、「名詞や形容詞の役割を不定詞で再現する」というような用法でしたね。

 

今回の副詞的用法もそれと同じです。

 

ただ、違うのは、副詞的用法は使い方が複数あるということです。

 

大項目に副詞的用法があって、小項目に更に細かい使い方が複数あるといったイメージですね。

 

小項目は8つほどあるのですが、全部を紹介するのは非常に長くなるので、今回はその中の3つを紹介させていただきます。

 

その3つとは

 

① 目的

② 感情の原因

③ 形容詞の意味限定

 

です。

 

主な訳し方は「~するのは」、「~するなんて」といった意味で大体通りますが、具体的に①から順番に見ていきましょう。

 


 

①の目的というのは、文字通り、「何の為に」を表現する副詞的用法です。

 

(e.x.) She came my home to play with me.(彼女は私と遊ぶ為に私の家に来ました。)

 

” to play with me “というのは別に無くても、彼女が家に来た事実は伝わりますよね。

 

でもあった方が、彼女が何しに家に来たのか読み手に伝えることができます。

 

だから、この不定詞は「副詞的用法の目的」と判断できます。

 


 

②の感情の原因は、「喜怒哀楽」の原因を具体的に説明する副詞的用法です。

 

(e.x.) I’m sorry to be late.(遅れてごめんなさい。)

 

この” to be late “は、” sorry “という「申し訳ない気持ち」が何故生じているのか説明する、「副詞的用法の感情の原因」です。

 

他にも

 

(e.x.) I’m happy to pass the exam.(試験に合格出来て嬉しい。)

 

といったように、” happy “な気持ちになっているのはどうしてなのかを説明したりもできます。

 

別に” to pass the exam “は無くても嬉しいというのは伝わってきますが、あった方が何故嬉しいのか分かりやすいですよね。

 


 

③の形容詞の意味限定は、②と似ていますが、「何に対してその形容詞と言えるのか」を説明する副詞的用法です。

 

これに関しては例文を挙げないと何だか分かりづらいですね。

 

こんな使い方ができます。

 

(e.x.) The problem was easy to solve.(その問題を解くのは簡単だった。)

 

英文中の” to solve “、これが「副詞的用法の形容詞の意味限定」です。 

 

” easy “なのは「何をすることに対してか」を説明する不定詞なのです。

 

今回に関して言えば、問題を考えることや読むことではなく、「解くこと」が簡単だったと述べています。

 

形容詞” easy “の意味を更に限定しているといったイメージです。

 

他にもこういう英文も書けます。

 

(e.x.) This book is difficult to understand.(この本を理解するのは難しい。)

 

何をするのが” difficult “なのかを説明しているのが” to understand “です。

 

読むことや手に入れることではなく、「理解すること」が難しいのだと表現しています。

 

このように、その形容詞の意味をより具体的に述べる際に使われるのが「副詞的用法の形容詞の意味限定」という使い方なのです。

 


 

いかがでしたでしょうか。

 

副詞的用法に関しては、「結果」や「程度」、「独立不定詞」等、まだまだ他の使い方があります。

 

ですが、まずは基本的な名詞・形容詞・副詞の3用法を理解した上で、発展的な学習を行った方が効率的です。

 

不定詞は表現が全て「to + 動詞の原形」なので、慣れるまでは非常に苦戦します。

 

数多くの演習をこなし、直感的にその用法が理解できるまで繰り返し問題を解きましょう。

 

最後に簡単に各用法のまとめを書いておきますね。

 

① 名詞的用法・・・「to + 動詞の原形」が英文中で主語(S)、目的語(V)、補語(C)の役割をしているもの。主な訳し方は「~すること」。

② 形容詞的用法・・・「to + 動詞の原形」が英文中の名詞を後ろから修飾しているもの。主な訳し方は「~するための」。

③ 副詞的用法・・・「to + 動詞の原形」が英文中で副詞の役割をしているもの。「目的」、「感情の原因」、「形容詞の意味限定」等、様々な使い方がある。主な訳し方は「~するのは」、「~するなんて」等。

 

今回は以上です。

 

 

それではまた次回お会いしましょう。

 

 

 


 

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