皆様こんにちは。
個別総合学習リアライズです。
さて皆さん、高校・大学に進学するつもりなら大部分の人が避けては通れない受験勉強ですが、
いったいいつから始めるべきなのか、具体的なイメージは湧くでしょうか。
答えは簡単で、「遅くても中2・高2の秋」からです。
受験勉強というものは、中3・高3になってから改めて始めるものではありません。
教員時代、たくさんの生徒を見てきましたが、8割以上の生徒が卒業する時に、
「もっと早く勉強を始めておけばよかった」といって学校を卒業していくのを見てきました。
特に、大学受験の勉強はなるべく早くから始めるのに越したことはないありません。
英・数共に覚えなければならない知識量が高校受験の比じゃないからです。
では何から始めるべきなのかと言いますと、基本的には英数(文系なら英語)を優先してこなすことをオススメします。
理由としては、文系理系問わず、英語は受験教科として使う場合が多く、英語無しで受けられる大学となると、選択肢が激減してしまうからです。
また、英数は入試の配点が高く設定されている大学が非常に多く、合否の要とも言える重要教科であり、早めにどちらか片方でも完成させておくと、
残りの教科の勉強がしやすくなるというのも理由としては大きい所です。
あと、どういう勉強をすればいいかと言うと、例えば英語ならその日習った文法をその日の内に徹底的に復習し、かつ1日最低50~100個の単語を覚えるという「結果重視」の勉強を行うことが好ましいです。
やりがちな人が多いと思いますが、なんとなく机に向かって、なんとなく授業でやった教科書のページを眺めるだけといった勉強法は極めて非効率的です。
そんな無駄な時間を過ごすくらいなら、本屋でやり切れそうな薄めの問題集を買ってきて、学校の授業の範囲の問題をその日の内に演習し、丸つけと解き直しを徹底する方が何倍も効率的です。
そうやって普段から毎日の勉強を大切にし、予習よりも復習を徹底して行っていれば、いざ受験生になっても、そんなに慌てずに過ごすことができます。
受験生にとって一番不安なのは、「勉強しなくちゃいけないのは分かってるけど、何をしていいか分からない」ということです。
受験勉強って何をすればいいのか、どれくらいすればいいのか、そういったことが今まで勉強する習慣が無かった人には想像ができないから焦るのです。
そして焦って色んな問題集を買ったり、予備校に通ったりするけれど、結局、自分の勉強習慣がついていないから上手く問題集も予備校も使いこなせずに残念な結果になる生徒もこれまた多く見てきました。
これは私の教師時代の経験談ですが、高3になると、文法の授業だろうが何だろうが、授業で長文の演習をしてほしいという声が多く上がるようになります。
しかし、そういった声を上げるのは、大抵、英文法の基礎が全くできていないのに受験に間に合わないから長文をしたいという生徒なのです。
言うまでも無いと思いますが、長文は短文の集合体です。
1文1文に使われている英文法・単語を特に意識せずとも把握できるだけの力が無ければ、とても大学受験レベルの長文なんて満足に読み解けません。
単語の意味だけで推測し、なんとなくこれかな・・・?で解けるほど大学受験の長文は甘くありません。
なのに、受験に間に合わないから文法より長文をしろと言う声が多く上がっていました。
曲がりなりにも受験を経験した者として、彼らの気持ちは分からなくはないですが、そのようなことを言っている段階で半ば手遅れだなと、私は感じていたのも事実です。
ちゃんと志望校に合格してきた生徒の多くは、高3のその時期にはしっかりした文法力が養われていたので、私が長文の授業をしても、ちゃんとついてこれていました。
一方、そういったリクエストをした生徒は殆どがついてこれず、途中でリタイアしていったのも鮮明に覚えています。
結局のところ、受験直前でどれだけ焦って問題集をかったり予備校に通い出したとしても、それまでコツコツと積み上げてきた人には敵わないということです。
皆さんはそうはならないよう、日々の復習を徹底してコツコツと受験に向けて積み上げていってくださいね。
それでは。
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