受験生としての自覚・心構えのための3か条

受験

皆様こんにちは。

個別総合学習リアライズです。

日中も徐々に涼しくなり、過ごしやすい季節になってきましたね。

毎年こう肌寒くなってくると、自分が受験生だった時を思い出して、少し懐かしい気持ちになってきます。

中3生・高3生にとっては、いよいよ自分の受験が目前に迫り、徐々に自覚と心構えが湧いてくるころでしょうか。

今回は、そんな普段から勉強を頑張っている受験生の皆さんに、自分の経験から振り反って、是非とも心に留めておいてほしいことを3つほど紹介しようと思います。

よろしければ最後までお付き合いください。


① 一喜一憂しすぎない

 

 

受験が近づいてきているこの時期、普段の模試や過去問の結果で過剰に一喜一憂してしまう人がいます。

模試や過去問の結果が良かったりしたら浮かれてしまう気持ちはよく分かりますが、その結果で入試の合否が決まるわけではありません。

事前の模試でA判定やB判定だからと安心しきって以前ほど勉強しなくなり、最終的ににその時はCやD判定だったライバルに追い抜かれ、不合格になった例はいくつも見てきました。

ですので、どれだけ模試の結果が良かったとしても、それは胸の中にそっと仕舞って、より高みへと登る努力をしていきましょう。

逆に、第一志望の判定がDやEだっとしても、過剰に落ち込んではいけません。

思い通りの結果が出ずに落ち込むのは人間なら当たり前のことではあるのですが、「過剰に」落ち込んでしまう人が中にはいます。

まるでもう志望校に落ちたのかというくらい落ち込み、勉強のやる気が極端に下がってしまうケースです。

そうなるとズルズルと更に成績は下がり、いつまでも机に向かえない日々が続いてしまいます。

それだけならまだしも、家族や友達に八つ当たりするといった事態も往々にしてありますので、そうなったらもう最悪です。

模試やテストの結果が悪かった時は、その日は落ち込んだとしても、遅くても翌日には気分を切り替え、自分が間違えた箇所の解き直しを徹底的にやらなければなりません。

気分を切り替える為に、自分の好きなことを思いっきりしてしまうのも一手ですね。

そもそも模試や過去問とは、自分の今の課題を炙り出し、それを解消するためのツールなのですから、そこを勘違いしてはいけません。

学力も勿論そうですが、受験において最終的に最も重要になってくるのは「メンタル」です。

試験結果が良くても悪くても、過剰に一喜一憂しないこと。

よく覚えておいてください。


② いつも通りの日常生活を送る

 

 

これも大切なことです。

受験前、特に1か月くらい前になると、途端に生活リズムを変え、学校にも来なくなり、家や塾で慣れない長時間勉強をし始める受験生が毎年います。

また、各家庭でも、家族も受験生に気を遣ってか、あまり干渉しなくなるといったことがあります。

普段は皿洗いや風呂掃除等、家の手伝いをさせていたのに、そういうことを言うのも、「受験生だから・・・」といってためらってしまう家庭も多いかと思います。

ですが、自分の受験経験や、今まで第一志望に合格してきた生徒を何人も見てきた私個人の意見としては、そういった生活リズムを極端に変えるのは悪手だと思います。

というのも、学校に行かずに自習したり、周りが気を遣えば遣うほど、実は受験生である自分へのプレッシャーも必要以上に増してしまうからです。

 

「学校も行かずに勉強しているのに結局受からなかったらどうしよう・・・」

「家族や友達も協力してくれているのだから落ちるわけにはいかない・・・」

「ここまでやって落ちたら恥ずかしい・・・」

 

といった、余計な心配が無意識に諸々追加されてしまう危険性があるのです。

そうなると思ったより勉強に集中できず、効果が全く出ずに結局落ちてしまうなんてことも可能性としては大いにあるのです。

かくいう私も、受験生だった頃、ある晩、母から言われた家の手伝いを受験勉強を理由に拒否したことがありました。

当時の自分は1秒も無駄にせず、勉強しなくてはならないと考えていたのかもしれませんが、それを聞いて母は、

「何で親が子供に気遣わなあかんねん!!うぬぼれんとき!!」

「家の手伝いもできひんねんやったら受験なんかせんでええ!!」

と私を叱りました。

そう言われてしまってはどうしようもありません。

結果として、私はそれからはいつも通りに夕食後の皿洗い、風呂掃除、洗濯物を畳む等、家の手伝いをしながら受験本番を迎えました。

しかし、今にして思えば、本当にその通りだったと思います。

先ほども言いましたが、受験は「メンタル」が勝負を分ける側面もあります。

当時の私は精神的な余裕がなく、かなり追い詰められていたのでしょう。

あそこで母の一喝が無ければ、平常心を取り戻せず、もしかしたら第一志望に合格出来ていなかったかもしれません。

いつも通りの日常生活というのは、今のあなたを形作ってきた10年以上の習慣です。

その習慣を急に変えようとしても反動が大きいのですから、極力、受験直前であろうと、「いつもの自分」を意識しておいてくださいね。

 


③ 最後まで諦めない

結局はこれが一番大切かもしれません。

個人差はありますが、通常、成績というものはある程度までいくと壁にぶち当たり、途端に伸びなくなるものです。

ですが、最後の最後まで第一志望合格を目指して正しい努力を続けていると、その厚い壁をブチ壊し、更なる成績アップへ至ることがあります。

特に現役生にこういった現象が多いことから、巷では「現役マジック」なんて言葉で言われたりもします。

それほどに、最後の粘りと言うものは大切で、合否を左右するものと覚えておいてください。

事実、私も試験開始の数分前に何気なく見た日本史の試験には出ないであろう難しいワードが記述で出題されたのを覚えています。

ついでに私はその試験に合格最低点ジャストで合格したので、そのワードを見ていなければ、もしかしたら落ちていたかもしれません。

 


④ 最後に

 

以上が、受験生の皆さんに覚えておいてほしい3か条になります。

兎にも角にも、受験においてメンタルコントロールというものは時に学力以上に合否を左右するものであり、常に平常心を保つことが非常に大切なのです。

加えて、最後の最後まで粘り強く諦めない気持ちも大切で、これらの要素が一定の基準に達した人は合格するのだと私は思います。

それでも受験は水物と言われているように、絶対に合格すると思われていた学校に落ち、かなり厳しいと思っていた学校に合格する、なんてことも度々起こります。

最後までどうなるか誰にも分からないのが受験の醍醐味でもあり、難しいところでもあります。

少しでも第一志望合格に近づけるよう、日々の努力を怠らずにいきましょうね。

 

それではまた次回。

 

 

 

 

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